時計台のあゆみ

明治11年10月16日 札幌農学校演武場として時計台が創建

・明治14年7月 現在の時計塔誕生
・明治39年8月 時計台が現在地に移転
・昭和45年6月17日 時計台が国の重要文化財に指定
・昭和50年5月 教育関係者、市民憲章推進会議、文化団体協議会などの有志で仮称「時計台を守る市民の会」世話人会が発足

札幌時計台
昭和50年6月5日 時計台を守る市民の会設立(役員・理事28名、会員219名)

春の外回り清掃、足場を設置しての大規模な全館清掃、時計台案内標識の設置、植樹、時計台PRチラシの作成、時計塔保守協力等の時計台愛護活動を行っていた。

・昭和51年5月25日 会報「時計台の鐘」第1号発行

昭和52年6月 時計台記念品販売事業開始

・昭和54年8月ごろから沸き起こった時計台移転論論争を受けて、会としても「時計台の現位置保存に協力する」活動に本格的に取り組むこととなった。

昭和57年10月 第1回時計台まつり記念行事開催(記念パレード、記念式典、夜の祭典、のみの市、児童絵画展、童話と紙芝居、演奏会、呈茶など)

・平成13年11月  記念パレードに代えて札幌市民会館で「音楽フェスティバル」の実施

平成16年6月1日 会の名称を「さっぽろ時計台の会」と変更

・平成17年4月28日~10月16日 音楽フェスティバルに代わり、時計台2階ホールにおいて、第24回時計台まつり記念行事の開催(音楽コンサート、講演会、児童絵画展、市民文芸作品コンクールなど)
・平成17年9月13日 「特定非営利活動法人さっぽろ時計台の会」として道より設立認可

平成17年9月20日 「特定非営利活動法人さっぽろ時計台の会」として設立登記完了

(理事15名、法人会員55団体,個人会員112名)

札幌時計台

本会の30年にわたる活動の軌跡をたどると4つの大きな活動の流れを見ることが出来る。発足当初(昭和50年)は会の設立目的に沿った時計台愛護活動が中心であった。春の外回り清掃、足場を設置しての大規模な全館清掃、時計台案内標識の設置、植樹、時計台PRチラシの作成、時計塔保守協力等の活動を行っていた。

昭和54年の愛護活動事業は70万円であったが、その後予算の拡大に合わせて増大し、200万円にものぼるものとなった。昭和54年8月ごろから沸き起こった時計台移転論論争(この以前からも水面下でいろいろあったようであるが)を受けて、会としても本格的に取り組むこととなり、昭和56年度の活動方針のトップに「時計台の現位置保存に協力する」ことが明記された。会の名称どおり、時計台を守る活動である。

また、会員募集のプリントの中にも、このことが会則の上部に明記されるようになった。この移転論争は消えては燃え、消えては燃えと平成5年7月に現位置保存と一応の結着を見るまで10数年にわたって続いたが、合わせて本会の活動の主流ともなっていた。他の二つの大きな活動は、前述した昭和57年からスタートした「時計台まつり記念行事」の活動と、昭和52年度から本格化した時計台記念品販売活動である 平成17年9月に正式な法人としての認可を受けた本会の今後の活動展望としては、上記2つの活動にとどまらず、会発足の原点に立ち返った時計台愛護活動事業をより強化・拡充していくことが課題となろう。

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